【あの猫たちを忘れない】

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《2019年6月追記》

2019年6月12日に動物愛護管理法の改正が成立し、これまで「2年以下の懲役又は200万円以下の罰金」であった動物殺傷が「5年以下の懲役又は500万円以下の罰金」へと厳罰化されました。
法律の性質上、一度の改正でいきなり大幅な罰則強化をすることが難しいため、今回の法改正では「引き上げられても、“懲役3年以下”が限度だろう」と言われていたそうです。
しかし、動物愛護団体さんたちが根気強くロビー活動を行ってくださり、また、市民のみなさんが動物のために必死に声を上げ続けてくださったおかげで、”3年が限界”と言われていた動物殺傷罪を「5年以下の懲役又は500万円以下の罰金」まで引き上げることが叶いました。
アクションを起こしてくださった方々、動愛法改正にご尽力してくださった議員の先生方、本当にありがとうございました。

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2017年8月、猫を虐待し殺したとして、埼玉県の税理士が逮捕されました。
虐待の内容は非常に残酷で、犠牲になった猫たちの苦痛は、想像を絶するものです。

しかし、今の動物愛護管理法では、野良猫への虐待罪に対し「2年以下の懲役又は200万円以下の罰金」と、非常に軽い刑罰にしか処されません。野良猫が命であるにも関わらず、その懲役は器物損壊罪の懲役(3年以下)よりも短いのです。
また、3年以下の懲役には執行猶予が付く場合があり、動物虐待罪においては、これまでずっと執行猶予が付いてきました。

今の動物愛護管理法は動物虐待の十分な抑止力になっているとは思えません。この法律を、実効性のあるより良い法律に変えていくために、いくつかの署名が立ち上がっています。
動物にも優しい社会を実現するために、ご協力のほど何卒宜しくお願い致します。

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参考:http://www.bethevoiceforanimals.com/cat/detail/id=76
※大矢容疑者が当時掲載していた残酷な写真がありますので、ご注意ください。

BGM提供:「露草」DOVA-SYNDROME様(http://dova-s.jp/)