いつの間にか寝てしまったようである。
17分を超える頃までは、うっすら覚えている。
最近廊下で美音と一緒に寝てしまうことが多い。
彼女も廊下で寝ている。
誰かと一緒にいたいのであろう。
檻の中に自分だけとはやはり、猫だろうがなんだろうが、嫌なのである。
飼い殺し、こういう言葉が聞こえてきた。
人間もそうなってはならないのであるが、一方的になればなるほど、物事はスムーズに片付くように思うが、実は複雑化していくのである。
じゃな何もなければ良いのかと、それは大いに違うのである。
言葉を交わす以外の方法でも、互いへの理解を進めることは可能であろう。
始終離れないないでいること出来ないが、思うことはできるのである。
そこにいれば良いと言って、寂しそうにしている人たちを見る。
決してそれでよくはなさそうである。
そんなことを思った。
廊下で一緒に寝ている時の彼女はとても気持ち良さそうである。
もう檻からぼちぼち出そうと思う。